補腎調経とは

補腎調経(ほじんちょうけい)とは、不足した腎精・腎気を補い、月経周期や生殖機能を整える治法を指します。
腎は「生殖の本」とされ、天癸の生成や衝任脈の充実を通じて月経の発来・維持に深く関与します。
この腎の機能が低下すると、月経周期の乱れや無月経、不妊などの異常が生じやすくなります。

補腎調経は、腎を補うことで衝任を充実させ、月経を正常に調整することを目的とする治法です。
単に月経だけでなく、成長・発育・老化といった生殖全体の調整にも関わるため、婦人科領域において基本かつ重要な治療法です。
また、病態に応じて補血・理気・活血などと併用されることが多く、全体のバランスを重視します。

主な適応病証
・腎虚による月経不順
・月経遅延・無月経
・不妊症(腎虚型)
・衝任不固
・更年期障害(腎虚関連)

主な症状
月経周期の乱れ、経血量の減少または増減、腰膝のだるさ・無力、めまい、耳鳴り、疲労感、性機能低下など。

治法の目的
・腎精・腎気を補う
・衝任脈を充実させる
・月経周期を整える
・生殖機能を回復させる

代表的な配穴例
腎兪関元三陰交太谿血海子宮穴など。

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