精とは

東洋医学において 「精(せい)」 とは、生命の源となる最も根本的な物質を指します。


精とは何か

精とは、体をつくり、生命を維持するための根本的なエッセンス(エネルギーの源)です。西洋医学でいう遺伝情報やホルモン、発育力などに近いイメージと考えると分かりやすいです。


精の種類

  • 先天の精(せんてんのせい):両親から受け継いだ、生まれつきの精。生命力の基盤。
  • 後天の精(こうてんのせい):飲食物や呼吸から得られ、体内で作られる精。日々の生活習慣で養われる。

精の働き

  • 成長・発育・生殖を支える
  • 臓腑・組織を養い、修復する
  • 生命活動を長く維持する基盤となる

精の不足

精が不足すると、発育の遅れや老化の進行が早まる、免疫力の低下、生殖機能の低下などが起こるとされます。


精と腎の関係

東洋医学では「精は腎に蔵される」と考えられています。つまり腎が精を蓄え、全身に必要な働きを支えているのです。


まとめ

「精」とは、生命の根本となるエッセンスであり、成長・発育・生殖・長寿を支える重要な存在です。
先天の精と後天の精の両方を養うことが、健康と長寿の秘訣とされています。

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