助陽固精(じょようこせい)とは、腎陽を補い温めることで精の固摂機能を強め、精液の漏出や生殖機能の低下を改善する治法を指します。
主に腎陽虚による精関不固の病態に用いられます。
主な適応病態
・遺精・滑精
・早漏
・性機能低下
・腰膝酸軟
・畏寒・四肢冷感
・頻尿・夜間尿
・舌淡・脈沈弱
病機のポイント
過労・加齢・久病など
↓
腎陽不足
↓
命門火衰
↓
精関不固
↓
精液漏出・生殖機能低下
治法の特徴
助陽固精は、
・腎陽を補う(助陽)
・精を固摂する(固精)
・生殖機能を回復する
という「温補腎陽+固摂精気」を主眼とする治法です。
単なる固渋ではなく、腎陽を補う根本治療を重視します。
代表的な治法の組み合わせ
・腎虚顕著 → 温腎壮陽
・精血不足 → 補精益髄
・気虚併存 → 益気固摂
・遺精頻発 → 固渋止遺
代表的な方剤例
・金鎖固精丸
・右帰丸
・鎖陽固精丸
・桂附地黄丸
補足ポイント
腎は「蔵精」を主り、腎陽は精の固摂に重要な役割を持ちます。
助陽固精は、特に冷えを伴う遺精・性機能低下に用いる補腎固精治法です。
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