理気通便とは

理気通便(りきつうべん)とは、滞った気機を調整して腸の伝導機能を回復させ、排便を促す治法を指します。
便通は大腸の伝導作用によって行われますが、この機能は気の推動作用に依存しています。
ストレスや情志の失調、気滞などにより気機の流れが阻害されると、大腸の運動が低下・停滞し、便秘が生じます。

理気通便は、気の巡りを整えて腸の動きを回復させることで、自然な排便を促すことを目的とする治法です。
単なる瀉下ではなく、気機の調整を通じて根本的に排便機能を改善する点に特徴があり、特に実証寄りの気滞型便秘に適しています。

主な適応病証
・気滞便秘
肝気鬱結による便秘
・腸の気機不暢
・気滞腹満

主な症状
便秘、腹満感、腹部膨満、げっぷ、放屁、排便してもすっきりしない、ストレスで悪化する便通異常など。

治法の目的
・気機を調整する
・腸の伝導機能を回復させる
・停滞を解消し、排便を促す
・腹満や不快感を軽減する

代表的な配穴例
天枢支溝太衝中脘大腸兪合谷など。

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