固帯止帯とは

固帯止帯(こたいしたい)とは、腎や脾の固摂機能を強めて帯脈を安定させ、過剰な帯下(おりもの)を止める治法を指します。
主に脾腎虚弱や帯脈不固による慢性的な帯下に用いられます。

主な適応病態
・帯下量の増加
・白色または淡黄色の帯下
・腰膝のだるさ
・倦怠感
・食欲不振
・頻尿
・舌淡・脈細弱

病機のポイント
脾虚・腎虚など

帯脈不固

湿濁下注

帯下増加

治法の特徴
固帯止帯は、
・帯脈を固める(固帯)
・帯下を止める(止帯)
・脾腎の固摂機能を回復させる
という「固摂+補脾腎」を主眼とする治法です。
特に慢性的な虚証の帯下に適します。

代表的な治法の組み合わせ
・脾虚湿盛 → 健脾固帯
・腎虚 → 補腎固帯
・湿熱下注 → 清熱利湿止帯
・寒湿 → 温化寒湿止帯

代表的な方剤例
・完帯湯
・易黄湯
・金匱腎気丸(腎虚例)
・参苓白朮散(脾虚例)

補足ポイント
帯下は帯脈と脾腎の固摂機能に大きく関係します。
固帯止帯は、特に慢性で量の多い帯下・腰膝酸軟を伴う虚証帯下に用いる基本治法です。

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