固腎縮尿(こじんしゅくにょう)とは、腎の固摂機能を強めて膀胱の尿の保持力を高め、頻尿や尿失禁を改善する治法を指します。
主に腎気不足または腎陽虚による排尿異常に用いられます。
主な適応病態
・頻尿
・夜間尿
・尿失禁
・遺尿(夜尿症)
・腰膝酸軟
・倦怠感
・舌淡・脈沈弱
病機のポイント
加齢・久病・先天不足など
↓
腎気不足
↓
膀胱気化機能低下
↓
固摂作用低下
↓
頻尿・尿失禁出現
治法の特徴
固腎縮尿は、
・腎気を補う(補腎)
・固摂機能を強める(固腎)
・尿の排出を適切に調節する(縮尿)
という「補腎+固摂」を主眼とする治法です。
特に虚証による排尿異常に適します。
代表的な治法の組み合わせ
・腎陽虚 → 温腎固摂縮尿
・腎気不足 → 補腎益気縮尿
・遺精併存 → 固精縮尿
・小児夜尿 → 補腎固摂
代表的な方剤例
・縮泉丸
・金匱腎気丸
・桑螵蛸散
・右帰丸(陽虚顕著例)
補足ポイント
腎は「二便」を主り、膀胱の気化機能を統括します。
固腎縮尿は、特に夜間尿・遺尿・頻尿を伴う腎虚の排尿障害に用いる補腎固摂治法です。
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