通絡利関とは

【概要】
通絡利関とは、経絡の通りを良くし、関節の滞りや痛み、屈伸困難などを改善する治法です。
経絡が痰湿・瘀血・風寒湿などによって阻まれると、関節の運動障害や疼痛、しびれ、重だるさが生じます。


【治法の目的】
・経絡の閉塞を除き、気血の流れを円滑にする
・関節の拘縮や不通状態を改善する
・痺れや疼痛を軽減し、運動機能を回復する


【適用症状】
・関節痛、運動障害、屈伸困難
・四肢の痺れ、麻木、重だるさ
・リウマチ性の関節腫脹・疼痛
・痰湿・瘀血・風寒湿痺による関節不利


【代表的な薬物】
乳香、没薬、羌活、独活、威霊仙、秦艽、川芎、当帰、牛膝、防已、薏苡仁 など


【応用例】
・痺証(風寒湿痺、痰濁痺、瘀血痺)
・変形性関節症、関節リウマチの痛み・拘縮
・外傷後の経絡閉塞・関節機能障害
・四肢麻木・筋骨のだるさや重さ

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