補益肺気とは

補益肺気(ほえきはいき)とは、不足した肺気を補い、呼吸機能および体表の防御機能を高める治法を指します。
肺は気を主り、呼吸を通じて清気を取り入れ、全身に気を巡らせる役割を担います。
また、衛気を体表に分布させることで外邪の侵入を防ぐ重要な機能も持っています。
この肺気が虚すると、呼吸機能の低下や防御力の低下が生じます。

補益肺気は、肺気を補って呼吸機能を回復させるとともに、衛気を充実させて防御力を高めることを目的とする治法です。
慢性の呼吸器疾患や虚弱体質、易感染状態に対して重要な治療法となります。

主な適応病証
肺気虚
肺脾気虚
・衛気虚(肺に関連するもの)
・慢性呼吸器虚弱

主な症状
息切れ、呼吸浅短、声が弱い、咳嗽(無力な咳)、自汗、かぜをひきやすい、倦怠感など。

治法の目的
・肺気を補う
・呼吸機能を回復させる
・衛気を充実させる
・外邪に対する防御力を高める

代表的な配穴例
肺兪中府列缺太淵足三里気海など。

0 件のコメント:

コメントを投稿