滋陰養胃(じいんようい)とは、消耗した胃陰を滋養し、胃の受納・腐熟機能を回復させる治法を指します。
胃は「水穀の海」とされ、飲食物を受け入れて消化する働きを担いますが、その正常な機能は十分な津液(胃陰)によって支えられています。
過度の発熱、慢性病、辛燥な飲食、過労などにより胃陰が損傷すると、潤いが不足し、胃の機能低下や燥熱症状が現れます。
滋陰養胃は、胃陰を補い、乾燥を潤すことで、胃の機能を回復させることを目的とする治法です。
単なる補陰にとどまらず、虚熱を抑えつつ消化機能を整える点に特徴があり、慢性的な胃の不調や陰虚体質に対して重要な治療法です。
主な適応病証
・胃陰虚
・胃燥
・陰虚内熱(胃に関連するもの)
・燥熱傷胃
主な症状
口渇、咽乾、空腹感はあるが食欲不振、胃の不快感、乾嘔、便秘、舌紅少苔または無苔など。
治法の目的
・胃陰を滋養する
・乾燥を潤す
・虚熱を抑える
・胃の受納・腐熟機能を回復させる
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