● 意味
利関節とは、関節の通利を促し、痛み・こわばり・屈伸困難などの関節症状を改善する治法です。
風寒湿痺や瘀血、痰濁の停滞により関節の気血運行が阻害されると、痛みや変形、むくみ、重だるさ、運動制限が生じます。利関節の治法では、邪を取り除き、気血を通じさせ、関節の働きを円滑にします。
● 対応する主な症状
・関節痛、こわばり、屈伸困難
・しびれや重だるさ、力が入らない
・関節の腫脹や熱感、冷え感
・天候により痛みが悪化する
・慢性関節炎、リウマチ様症状
● よく用いられる漢方例
・独活寄生湯（どっかつきせいとう）
・疎経活血湯（そけいかっけつとう）
・防已黄耆湯（ぼういおうぎとう）
・桂枝加朮附湯（けいしかじゅつぶとう）
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