強筋骨(きょうきんこつ)とは、筋肉や腱・骨を強くし、その機能を高める治法を指します。
主に肝腎不足による筋骨の虚弱・無力・慢性疼痛に用いられます。
主な適応病態
・腰膝酸軟(腰や膝のだるさ・無力)
・慢性の関節痛
・下肢の筋力低下
・歩行不安定
・成長発育遅延(小児)
・舌淡・脈細弱
病機のポイント
久病・加齢・過労など
↓
腎精不足
↓
骨失所養
↓
肝血不足
↓
筋失所養
↓
筋骨無力・疼痛出現
治法の特徴
強筋骨は、
・腎を補い精を充たす
・肝血を養う
・筋骨に栄養を与える
という「補肝腎+養血」を基本とする治法です。
急性炎症よりも慢性虚弱性の筋骨症状に適します。
代表的な治法の組み合わせ
・陽虚併存 → 温補腎陽強筋骨
・陰虚併存 → 滋陰補腎強筋骨
・痺証併存 → 補益肝腎+祛風除湿
・骨折後 → 補腎活血強筋骨
代表的な方剤例
・独活寄生湯
・六味地黄丸
・右帰丸
・左帰丸
補足ポイント
「腎は骨を主り、肝は筋を主る」とされます。
強筋骨は、特に腰膝酸軟・慢性虚弱・加齢変化を目安に用いる補益治法です。
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