固腎(こじん)とは、腎の固摂作用を強化し、精や津液の漏出を防いで体内に保持する治法を指します。
腎は精を蔵し、また二便や生殖機能の調節にも関与しており、「固摂」の働きによって必要なものを体内に留めています。
しかし、腎気や腎陽が虚すると、この固摂機能が低下し、精や尿、帯下などの不固(漏れ出る状態)が生じます。
固腎は、腎の機能を補いながら、漏出を防ぎ安定させることを目的とする治法です。
単なる補腎にとどまらず、「保持する力」を高める点に特徴があり、滑脱・不固といった病態に対して重要な役割を果たします。
主な適応病証
・腎気不固
・腎虚不固
・滑精・遺精
・頻尿・失禁
・帯下(腎虚によるもの)
主な症状
尿漏れ・頻尿、遺精、早漏、帯下過多、腰膝のだるさ・無力、疲労感、冷えなど。
治法の目的
・腎の固摂作用を強化する
・精や津液の漏出を防ぐ
・排泄・生殖機能を安定させる
・体の安定性を回復する
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