<概念> 腎の固摂機能が低下し、精気を留める力が弱まった状態。腎気不足が主体となる病証。
<主な症状> 遺精、滑精、尿漏れ、頻尿、夜間尿、流産傾向、めまい、耳鳴り、腰膝酸軟、倦怠感など。
<治法>補腎益気・固摂止遺
<対応方剤> 金鎖固精丸、六味丸の加減、右帰丸、桑螺丸、山薬・芡実・蓮子などの収斂薬
<適応の指標>腎虚(特に腎気不足)を背景とし、固摂不固による漏れ(精・尿・胎)の症が見られる場合に示唆される。
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