補腎陰とは

補腎陰(ほじんいん)とは、不足した腎陰を補い、体内の潤いと冷却作用を回復させる治法を指します。
腎陰は、腎の陰液・精の側面を表し、全身を滋養し、熱を制御する働きを持ちます。
この腎陰が不足すると、虚熱が内生し、乾燥やほてりなどの症状が現れるとともに、腎の機能全体が低下します。

補腎陰は、腎陰を滋養して虚熱を抑え、全身のバランスを整えることを目的とする治法です。
特に慢性消耗や加齢に伴う陰虚状態に対して重要であり、滋陰・清虚熱・養精の要素を含む治療となります。

主な適応病証
腎陰虚
陰虚火旺
・精虚(陰虚に属するもの)
肝腎陰虚

主な症状
ほてり(特に午後・夜間)、寝汗、口渇、咽乾、めまい、耳鳴り、腰膝のだるさ、五心煩熱など。

治法の目的
・腎陰を補う
・虚熱を抑える
・体内の潤いを回復させる
・精の不足を補う

代表的な配穴例
太谿照海腎兪三陰交復溜肝兪など。

0 件のコメント:

コメントを投稿