健脾祛湿とは

健脾祛湿(けんぴきょしつ)とは、脾の運化機能を高め(健脾)、体内に停滞した湿を除去する治法を指します。
湿は重濁・粘滞の性質を持ち、脾の運化機能が低下すると体内に停滞しやすくなります。
また、湿の停滞はさらに脾の働きを阻害するため、「脾虚生湿」という悪循環を形成します。

健脾祛湿は、脾を強化して湿を生じにくくすると同時に、既に存在する湿を排除することを目的とする治法です。
単なる利湿ではなく、湿の原因である脾虚にアプローチする点に特徴があり、慢性的な湿の停滞に対して重要な治療法です。

主な適応病証
脾虚湿盛
湿困脾
痰湿内生(脾虚由来)
水湿停滞

主な症状
身体の重だるさ、食欲不振、腹部膨満、軟便・下痢、浮腫、頭重感、痰が多い、舌苔白膩など。

治法の目的
・脾の運化機能を回復させる
・湿を除去する
・水液代謝を正常化する
・再発しにくい体質へ改善する

代表的な配穴例
足三里脾兪中脘陰陵泉豊隆三陰交など。

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