健脾補気とは

健脾補気(けんぴほき)とは、脾の運化機能を高め(健脾)、不足したを補うことで、消化吸収機能と全身のエネルギー産生を回復させる治法を指します。
脾は「後天の本」とされ、水穀から気血を生み出す中心的な臓であり、その機能が低下すると気の生成が不足し、全身の虚弱状態が生じます。
また、脾は水湿の運化にも関与するため、脾気虚は湿の停滞や痰湿の形成にもつながります。

健脾補気は、脾の機能を強化しながら気を補い、消化吸収および全身の機能を改善することを目的とする治法です。
単なる補気にとどまらず、「脾を立てる」ことで気血の生化を根本から回復させる点に特徴があり、慢性疲労や虚弱体質の基本治法となります。

主な適応病証
脾気虚
気血両虚(脾虚を伴うもの)
中気不足
脾虚湿盛

主な症状
食欲不振、倦怠感、疲れやすい、軟便または下痢、腹部膨満、顔色不良、浮腫、痰が多いなど。

治法の目的
・脾の運化機能を高める
・気を補い、エネルギー産生を回復させる
・水湿代謝を改善する
・全身の虚弱状態を改善する

代表的な配穴例
足三里脾兪中脘気海三陰交陰陵泉など。

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