滋補(じほ)とは、不足した陰・血・精などの滋潤・栄養物質を補い、体内の潤いと滋養状態を回復させる治法を指します。
陰・血・精は、身体を潤し、組織を養い、精神活動を安定させる基盤であり、これらが不足すると乾燥や虚熱、機能低下などの症状が現れます。
特に慢性病や加齢、過労、出血などによって消耗しやすく、虚証の重要な病態の一つとなります。
滋補は、体を潤しながら不足した物質を補充し、虚熱を抑えつつ全身のバランスを整えることを目的とする治法です。
単なる補益とは異なり、「潤す」「養う」側面が強く、乾燥や消耗を伴う病態に対して重要な役割を果たします。
主な適応病証
・陰虚
・血虚
・精虚
・陰虚内熱
・津液不足
主な症状
口渇、咽乾、皮膚や粘膜の乾燥、ほてり、寝汗、めまい、動悸、不眠、腰膝のだるさなど。
治法の目的
・陰・血・精を補う
・体内の潤いを回復させる
・虚熱を抑える
・全身の滋養状態を改善する
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