■ 概念
聡耳明目とは、耳の聴覚を鋭敏にし、目の視覚を清明にする治法である。
中医学では、耳は腎に属し、目は肝に属するとされ、
気血・精血が充実し、清竅が通暢であることにより、
聴覚と視覚の正常な働きが保たれる。
■ 主な適応
- 耳鳴り・聴力低下
- 目のかすみ・視力低下
- 目の疲労・乾燥感
- めまい・頭昏
- 加齢や虚弱に伴う感覚機能低下
■ 病機との関係
・腎精不足により耳が滋養されない場合
・肝血不足により目が濡養を失う場合
・痰濁・瘀血が清竅を阻滞する場合
・肝火・虚火が上擾する場合
これらに対し、補益と通利を併用する。
■ 配合される治法
■ 臨床的意義
聡耳明目は、感覚器の機能改善を目的とし、加齢性変化や慢性疾患による聴覚・視覚低下のケアに重要な治法である。
虚実を見極め、過度な清瀉を避けることが大切である。
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