情志抑鬱(じょうしよくうつ)とは、怒・喜・思・憂・悲・恐・驚などの情志活動が長期間にわたり抑圧・停滞し、気機の疏泄が失調した状態を指します。とくに肝の疏泄機能が阻害され、気の巡りが滞ることが本態となります。
主な原因
精神的ストレス、長期の悩み・不安、欲求不満、環境変化、人間関係の圧迫などです。感情を抑え込み続けることで、気の流れが鬱結し、全身の気機運行に影響を及ぼします。
主な症状
抑うつ気分、ため息が多い、胸脇部の張り・苦満感、気分の変動、イライラ、食欲不振、睡眠不良、月経不調などがみられます。進行すると気滞化火・痰気鬱結・瘀血形成などへ発展することもあります。
病機のポイント
「情志抑圧 → 肝気鬱結 → 気機不暢」にあります。すなわち、精神活動の停滞が肝の疏泄失調を招き、気の昇降出入が障害されることで、全身の機能失調が生じます。
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