清肺とは

清肺(せいはい)とは、肺にこもった熱邪燥熱を清し、肺の宣発・粛降機能を正常化する治法を指します。
肺は外邪の侵入を受けやすく、風熱・燥熱・痰熱などが侵入・停滞すると、宣発(発散)や粛降(下降)の働きが障害され、咳嗽や呼吸器症状を引き起こします。
このような肺熱の状態に対して、熱を清し、肺の機能を回復させるのが清肺の目的です。

清肺は、単に熱を冷ますだけでなく、肺気の宣発・粛降を回復させ、呼吸機能や水液代謝を正常化することを重視する治法です。
特に、熱によって津液が損傷されると乾燥症状が現れるため、状況に応じて潤肺・化痰などと併用されることもあります。

主な適応病証
肺熱
風熱犯肺
・燥熱傷肺
痰熱壅肺
肺気壅塞(熱によるもの)

主な症状
咳嗽、黄痰、粘稠な痰、発熱、咽痛、口渇、呼吸促迫、胸悶、鼻閉、声のかすれなど。

治法の目的
・肺の熱を清する
・肺気の宣発・粛降を回復させる
・咳嗽・喀痰などの症状を改善する
・津液の損傷を防ぎ、潤いを保つ

代表的な配穴例
肺兪尺沢列缺合谷魚際中府など。

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