清熱明目とは

【概要】
清熱明目とは、眼に影響する内熱・実熱・虚熱を清し、視覚機能を回復・維持して目を明らかにする治法です。
肝火上炎・風熱犯目・陰虚火旺などにより生じる目の充血・腫脹・疼痛・かすみ目・羞明などに用いられます。


【作用】

  • 眼部に上炎した熱邪を清し、充血・腫脹・疼痛を軽減する
  • 肝火・肺熱を鎮め、視界の混濁や羞明を改善する
  • 虚熱を冷まし、乾燥や疲労による目の不調を和らげる
  • 眼の気血循環を整え、視機能の回復を助ける

【適応症状】

  • 目の充血・腫れ・痛み
  • 目やにが多い・黄色い分泌物
  • かすみ目・視力低下感
  • 羞明(まぶしさ)・流涙
  • 目の乾燥・疲れ目(虚熱型)

【代表的な病機】


【用いられることの多い方剤(参考)】

  • 竜胆瀉肝湯(肝火が強い場合)
  • 桑菊飲・銀翹散(風熱犯目)
  • 杞菊地黄丸(陰虚・目の疲労)
  • 清上防風湯(目の発赤・腫脹)

【併用される治法】

0 件のコメント:

コメントを投稿