臓腑下垂(ぞうふかすい)とは、主に気虚(とくに脾気虚・中気下陥)によって臓腑を支え上げる力が低下し、内臓が本来の位置を保てずに下方へ垂れ下がった状態を指します。
東洋医学では、臓腑の位置保持は脾の昇提作用(しょうていさよう)によって維持されると考えられており、この機能が衰えることで下垂症状が生じます。
原因としては、慢性病、過労、出産、老化、長期の気虚状態などがあり、胃下垂・子宮下垂・脱肛・内臓下垂などの形で現れます。
病機の本質は「気虚下陥」であり、虚証に属する代表的な病理状態です。
■主な原因
- 脾気虚・中気不足
- 慢性疾患による気の消耗
- 過労・労倦
- 出産・失血
- 加齢による気虚
■主な症状
- 下腹部の下墜感・重だるさ
- 胃下垂・子宮下垂・脱肛などの下垂症状
- 疲労感・倦怠感
- 食欲不振
- 軟便・下痢傾向
- 声に力がない
■随伴しやすい症候
■治法
■代表方剤
- 補中益気湯
- 昇提湯類
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