気とは

東洋医学で頻繁に登場する重要な概念のひとつが 「気(き)」 です。


気とは何か

気とは、目に見えないけれど体をめぐり、生命活動を支えているエネルギーのことです。呼吸・食事・睡眠などを通じて生み出され、体の隅々に分布しながら働いています。


気の主な働き

  • 推動作用:体を動かし、成長や代謝を促す
  • 温煦作用:体を温め、体温を保つ
  • 防御作用:外邪(病気の原因)から体を守る
  • 固摂作用:血や体液を体内に留める
  • 気化作用:水分の代謝や体内の変化を促す

気の種類

東洋医学では「気」にはいくつかの分類があります。


気の不調

気のバランスが崩れると、さまざまな不調が起こります。

  • 気虚:エネルギー不足 → 疲れやすい、風邪をひきやすい
  • 気滞:気の流れが滞る → イライラ、張った痛み
  • 気逆:気が逆流する → のぼせ、咳、吐き気

まとめ

「気」とは、生命を維持するための目に見えないエネルギーであり、体内をめぐり働きを支えています。
その不足や停滞が体調不良の原因となると考えるのが、東洋医学における特徴です。

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