寒邪と熱邪、または寒証と熱証が同時に体内に存在し、互いに交錯して発現する病理状態を指す。病機が複雑で、症状に寒熱が混在して現れるのが特徴。
◆ 主な症状
悪寒と発熱が交互に現れる、口苦、胸脇苦満、食欲不振、嘔気、手足冷えと体内のほてり、口渇はあるが水を多く飲めない、脈弦数または弦緩など。
◆ 臨床上の特徴
寒と熱が同時に存在し、どちらか一方を単独で治療すると悪化する。調和を重視した治法が必要となる。
◆ よく用いられる方剤例
小柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、黄連解毒湯、半夏瀉心湯 など
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