息風止動(そくふうしどう)とは、体内に生じた内風(ないふう)を鎮め、痙攣や震えなどの異常な動きを抑制する治法を指します。
内風は、肝の失調を中心として生じる病理現象であり、熱極生風、陰虚風動、血虚生風、肝陽化風などによって発生します。
これにより、筋肉や神経の制御が乱れ、不随意運動や痙攣などの「動」の症状が現れます。
息風止動は、単に症状を抑えるだけでなく、風を生じる根本原因(熱・陰虚・血虚・陽亢など)に応じて治療を組み立てることが重要です。
そのため、清熱・滋陰・養血・平肝などの治法と併用されることが多く、標本同治の視点が求められます。
主な適応病証
・肝風内動
・熱極生風
・陰虚風動
・血虚生風
・肝陽化風
主な症状
痙攣、振戦、手足の震え、筋肉のひきつり、めまい、頭痛、意識障害、四肢の強直など。
治法の目的
・内風を鎮める
・異常な動きを抑制する
・肝の機能を安定させる
・原因となる病機(熱・虚・陽亢など)を改善する
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