気血虚とは

気血虚(きけつきょ)とは、体内の気と血の両方が不足し、全身の機能低下と栄養不良が同時に生じた状態を指します。
気は推動・温煦・防御などの機能を担い、血は全身を滋養・潤養しますが、この両者がともに不足すると、機能面と物質面の双方が低下し、さまざまな虚弱症状が現れます。

気血は互いに密接に関係しており、気は血を生じ、血は気を載せるという関係にあります。
そのため、気虚が続くと血の生成が不足し血虚に至り、逆に血虚が進むと気の運行も弱まり、結果として気血両虚の状態が形成されます。

主な原因としては、次のようなものがあります。

主な症状としては、次のようなものがみられます。

  • 倦怠感・疲労感
  • 息切れ・声が弱い
  • 顔色萎黄または蒼白
  • めまい・立ちくらみ
  • 動悸
  • 不眠・多夢
  • 食欲不振

舌脈の特徴としては、次のような所見がみられることが多いです。

  • 舌質淡
  • 脈細弱

治法としては、気と血を同時に補い、全身機能の回復を図ることを目的として、次のような方法が用いられます。

代表的な関連病証としては、次のようなものがあります。

このように気血虚は、気と血の双方が不足することで、機能低下と栄養不足が同時に進行する病機です。
そのため治療では、どちらか一方ではなく、気血を同時に補い、その生成基盤である脾胃を整えることが重要とされます。

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